●杜氏紹介


氏名:藤原 長一
【略歴】
 
   ふじわら ちょういち
昭和34年
:蔵人としてこの道に入る
 
平成3年11月
:(株)飛良泉本舗に入蔵
・山内杜氏組合 所属
平成12年10月
:同社 副杜氏
・昭和17年8月15日生
平成14年10月
:同社 杜氏
・秋田県平鹿郡増田町出身
 
 
 
 
 


〈杜氏の姿勢〉


飛良泉の特長はなんと言っても山廃である。山廃酒母は逆境に強く、環境の変化にも安定する。仕込水は鳥海山系伏流水の硬水であり、水に力があり、思うような麹で山廃が造りやすい。どんどん発酵するので押さえるのに苦労するほどだ。このもとで仕込んだ山廃純米酒は当蔵の看板商品といえよう。醪造りにおいてはきっちりと米の心をつかみ、酵母と付き合っていくことが大事である。過去には量を造れば売れる時代、良い酒を造れば売れる時代もあったが、これからはただ良い酒を造るというだけでなく、市場力のある高品質酒を造っていきたいと考えている。



[蔵自慢]

「創業五百年。伝統の山廃仕込み」

造りの特長は「山廃仕込み」。正式には山卸廃止仕込みといい、昔ながらの酒母製造方法である。この方法で造られた酒は、酸の生成が高く、ふくよかな味わいで快い酸味があり、飲みあきしない腰の強い酒になる。食中酒として最適であり、特に肉料理のような味の濃いものにも対応できる酒である。

「創業以来の大欅」

造り蔵の傍らにある欅の木は創業時からのもので、樹齢五百年をかぞえる。夏場の日光を遮り、蔵の温度を低く保つ役割を果たし、温度管理を容易にするのに一役買っている。最高級商品「大吟醸欅蔵」は、この木にちなんで名付けられた。

「敷地内の氏神」

敷地内には、稲荷、松尾、辯天の三神を祭神とした当家の氏神がまつられている。毎年初午には神事を行ない、社内全員で祝う事とし造りの半ばの労をねぎらう。他に西宮、金毘羅両大神の神社は、当家の廻船問屋時代からの氏神として敷地以外の高台にまつられている。